2025(令和7)年度 顕彰者インタビュー 金七 聖子 氏
金七 聖子 氏(1998(平成10)年3月 経営学部卒業)
卒業生顕彰「神山奨励賞」を受けられたお気持ちをお聞かせください。
素晴らしい顔ぶれの中で、地方出身で自信の生業を続けていることが大きく評価していただいたことに誇らしく思いました。ちょうど1回生の時に阪神大震災を経験し、より震災について親身に思っていただけたことに感謝いたします。この約二年、できることをできる範囲で取り組み積み重ねて今があります。1年後どころか1日後も見えなかった頃は決断と取捨選択を重ねた日々でした。そのスピードも今は落ち着き、新たな能登の酒蔵は何か?私でしかできないような進化した酒蔵はどんなネットワークから生まれるかを考えています。
学生時代に印象に残っておられる思い出はありますか?

外国語のクラス、ゼミ、大教室と他学部といろんな関係性が一か所に集まっていることで出会う人が沢山。Windows95の時代なのにMacがたくさん並び、学生にメアドが交付され大学まで電話回線モデムでつなぎネットサーフイン、近隣大学の中でも最先端のネット環境と時代の変化真っただ中にいたことにワクワクしていました。早くにその環境で過ごしたことが現在の「能登の地酒」を楽しく広報できる力をつけることになりました。
本学で学ばれて、あるいは経験されて良かったなと思われることはなんでしょうか?
初めての一人暮らしと関西、地方出身者も多くてあらためて能登の価値を教えてくれた友人ができました。渡辺利得先生のゼミでのクラスでのつながりは、大人になってから思い出してもらって日本酒を父の日プレゼントにと連絡が届いたり、被災直後に支援物資をホテル暮らし中に送っていただいたりしました。石川県には同窓会石川支部があり毎年総会には初参加者がいたり、スポーツから乾杯までの活動があります。参加して約10年経ちます。先輩の方々とも新たなつながりからご助力いただいたり、同世代の友人もできたりと卒業してからもこれからもより良い関係が増えています。
今の大学をご覧になってどのように感じられておられますか?
また後輩へのメッセージを頂戴できますでしょうか。
昨年度のサタデージャンボリーに石川県支部で参加し、能登半島地震復興支援のチャリティー物販と現状報告をいたしました。20年ぶりに訪れる校舎はとても近代的なオフィスのよう、登山のような階段はなくなり屋根があるエスカレーターは荒天で寒い日でも安心。一番奥の大教室が残っていて、建物のみならず通りのコンクリートを歩くと毎日が当たり前に過ぎるものと思っていた時代を懐かしく思いました。あの校舎で過ごした共通の思い出が卒業後でも同窓生として仲良くなるきっかけになります。行動力と逞しさ、気遣いとセンスの良さが際立つ学生が多いです。学内のみならず京都で暮らす時間を大切に楽しみ、行ける範囲でいろんな地域へ飛び回ることと自分の故郷をあらためて見ることができるといいですね。
